【コロナ禍でも強い】銀行員は転職に不利?実態を元銀行員が解説します

銀行員の転職
マイナビ 金融AGENT

こんにちは、お金のよろず屋管理人のうーざんです。

若手銀行員の半沢くんが何やら悩んでいるようです。

銀行員の半沢くん
  • 巷では「銀行は斜陽産業だ」なんて言われているし、僕もそろそろ「転職を考えた方がいい」のかなぁ…
  • でも「銀行の常識は世間の非常識」なんて言われるし、銀行でしか働いたことない僕は転職するとしたら同じ金融業界に転職するしかないのかなぁ…
  • やっぱり「銀行員って転職に不利」なんだろうか…

半沢くんと同じような悩みをお持ちの方は必見です。

銀行員から異業種へ転職した経験を持つ筆者が、「銀行員の転職」における上記のような悩みにお答えします。

結論としては、銀行員の経歴は有利になることが多く、不利になることはまずありません!

筆者は約5年前に銀行から会計事務所に転職しました。

転職活動中には、銀行員時代の待遇を上回るような様々なオファーをいただきました。

こうした経験からも言えることは、銀行員は非常に転職市場での価値が高い存在だということです。

本記事では筆者自身の経験も踏まえて、「銀行員の転職事情」についてお話していきたいと思います。

この記事の目次

銀行員は転職市場価値が高い理由5つ

その1 学習の習慣がついている

銀行員が転職で有利といえる1つめの理由が、「学習の習慣がついている」人が多いということです。

銀行員である皆さんであればお分かりだと思いますが、銀行に入るなり(場合によっては入行前から)資格取得の嵐で、学生時代よりも勉強したという方もいらっしゃることでしょう。

生保・損保募集人、証券外務員1種2種、銀行業務検定各種、FPに中小企業診断士に農業経営アドバイザーなどなど…

数え上げたらキリがない程の資格の山です(しかも残念なことに一部の資格を除いて銀行以外ではほとんど役に立たない資格が多い…)。

こうした数多くの資格そのものよりも、入行して間もないころから仕事終わりや休日に勉強して資格の取得に励むという「学習の習慣」が身についていることが、ビジネスマンとして重宝される理由のひとつです。

皆さんの学生時代の友人たちを見渡して、銀行以外の会社に就職した人でこれほど勉強している人がいるでしょうか?

この「学習の習慣」こそがビジネスマンとして非常に重要であるにもかかわらず、多くの会社で一度怠けてしまった会社員には難しいため、銀行員が転職市場で重宝されるのです。

その2 営業の経験は他業種でも役に立つ

銀行といえば厳しいノルマと「営業」がつきものです。

銀行員が転職市場で有利である2つめの理由が、「営業経験」を他業種でも活かせるからです。

「営業経験」は銀行に限らず、他業種でも重宝されるものです。

銀行員は「自社商品」を売る営業マンとしては、かなりレベルの高い営業を求められます。融資を筆頭にほとんど差別化できない(多少の金利差や僅かな商品性の違いしかない)商品しか扱えないなかで、

いかに自社を選んでもらうかは営業マンの工夫次第です。

金融緩和や人口減少による投資意欲の減退といった「資金需要」そのものが減少するなかで、「メインバンクだから」といった昔ながらの理由では選んではもらえないため、

取引先の問題点を「自ら仮説をたて、顧客に投げかけ、解決のための方法を提示する」といった営業で必要とされる「コアスキル」を身につけることができるのが銀行の営業なのです。

そうした環境に身を置いていた銀行員は、転職市場でもかなり評価が高いことを筆者自身の転職経験で知りました。

ご自身の転職活動では、こうした銀行員ならではの「強み」を積極的にアピールしていくと良いでしょう。

その3 基本的なスキルや知識レベルが高い

銀行員が転職に有利といえる3つめの理由は、「基本的なスキルや知識レベルが高い」ということです。

銀行へ入行する人材は学歴も相応にあり、入社後もその1で触れたように継続した「学習の習慣」がついている傾向があります。

また大企業ゆえ入社後の研修体制なども整っていて、ビジネスマンに必要な「常識やビジネススキル」を最低限叩き込まれていることが多いです。

そのため20代で転職してくる人材であっても、そうしたことを「一から教える」というコストがかからないため重宝されるのです。

その4 事務処理能力が高い

銀行員といえば世間からも「事務処理能力が高い」という風にみられているのではないでしょうか。

銀行員は「稟議書」といって融資の是非を決定するための書類づくりを日々行っており、ExcelやWordなどのofficeソフトでその根拠となる資料を作っています。

こうしたofficeソフトを使用しての資料作りの能力は他業種でも力を発揮します。

また当然ですが現金や小切手などの重要物件の扱いにも慣れており、事務の正確性では他のどんな業界にも負けないものがあるといえます。

こうした「銀行員」ならではの事務能力の高さが、採用する側にとっても「安心感」に繋がるため銀行員の転職市場での価値を高める一因となっています。

その5 身元がしっかりしている(というイメージがある)

銀行員は入行前に、身元調査を受けています。

他人の現金などの重要物件を扱うに相応しい人物かどうかを確認されるというわけです。

こうした銀行による厳しい身元確認を経て就職しているため、「元銀行員」という肩書は他業種への転職でも威力を発揮します。

数回の面接や書類だけではその人の人間性をすべて明らかにすることは不可能です。

それでも銀行出身者に関しては、一度「銀行フィルター」を通過しているという「実績」があるため他業種の人と比べると信用力が大きいです。

筆者の奥さんも「元銀行員」ですが、筆者の転勤に伴って色々な職場を経験しています。

しかし今までに何度か「書類だけで」既に「ほぼ内定」といった状況がありました。

これは職務経歴書における「元銀行員」の肩書が威力を発揮したためと考えられます。

それほどの威力が「元銀行員」の肩書にはあるので、今転職を考えている銀行員の皆さんは自信を持って転職活動に臨んで欲しいと思います。

まとめ

銀行員は転職に不利

というのは大間違いです。

確かに巷では「銀行の常識は世間の非常識」などとも言われ世間ずれした銀行員の感覚を揶揄する向きもあります。

しかしながら「元銀行員」の肩書をもって転職活動をした筆者は、銀行員という肩書の威力を思い知らされました。

どんな職業にも「弱み」もあるし、「強み」も必ずあります。

大事なのは自分の経験を「客観視」して、どんな「強み」があるのかをきちんと分析することです。

それでも本当に自分に「強み」があるのか分からない

という方は本記事で挙げた5項目を軸に、経験したエピソードなどの肉付けを行って納得感のある「強み」を訴求するといいですよ。

銀行員の強み5つ
  1. 学習の習慣がついている
  2. 営業経験(特に課題の抽出から解決策の提示など、単なるお願いセールス以外の経験)
  3. 高いビジネススキルや、各種の業界知識、経済知識などの専門知識
  4. 事務処理能力の高さ(OAスキル含む)
  5. 銀行フィルターを一度通過した身元の確かさ、人物的な信用力

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銀行員は経験を積むには非常にいい環境だと思います。

一方で筆者個人としては、一生勤めあげる職場ではないかなとも思っています。

むしろ銀行に長くいすぎることは今後の転職の足枷にもなり得るので、少なくとも自分の転職市場価値について今から情報収集をしてみることをオススメします。

銀行員が転職をすべき理由については、銀行員が今すぐ転職すべき5つの理由!【元銀行員が解説】という記事でも解説していますので、よろしければ参考にしてみてください。

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うーざん
旧帝国大学の経済学部を卒業後、大手地方銀行に就職。法人融資、個人への資産運用アドバイス、相続対策等の業務に従事。 より顧客の近くで仕事をしたいと一念発起し銀行を退職。会計事務所に就職し、お金にまつわる様々な顧客の悩み解決に向け日々活動している。 またファイナンシャルプランナー資格と保険販売資格も保有しており、顧客の保険見直しなどの悩み相談にも乗っている。