会計事務所に転職するメリットは?【経験者がデメリットも解説】

会計事務所に転職するメリットとは?

こんにちは、お金のよろず屋管理人のうーざんです。

今回は会計事務所に転職するメリットとデメリットについてお話していきたいと思います。

会計事務所に転職するメリットはたくさんあります。

筆者は実際に5年前に銀行から会計事務所に転職しました。

今回はその経験も踏まえて、会計事務所に転職するメリット6つとデメリット3つについてお話していきたいと思います。

会計事務所に転職するメリット6つ

簿記・会計の考え方を理解できる

会計事務所の仕事とは、ズバリ決算書を作成して税金を計算することです。

決算書を作るためには、「簿記」や「会計」のルールについて精通していなければなりません。

そのため会計事務所で勤務しているとおのずと簿記や会計に関する「考え方」を理解できるというメリットがあります。

簿記や会計の基本的な部分の理解はビジネスマンとして、必須のスキルです。

一社員として仕事をするうえでも重要ですが、あなたがプロジェクトやチームをマネジメントする立場になっていくとすると、「簿記」や「会計」のことを知らないと仕事に大きな支障をきたすことになります。

当然ながら、将来は独立して起業をしたいと考えているのであれば尚更、「簿記」や「会計」のことを知っておく必要があります。

「売上」がいくらか、ということは勉強をしなくても誰でも分かります。

ただ企業や組織、組織のなかのチームにとって売上以上に重要なのはいくら儲かったか、すなわち利益です。

この利益がいくらあるかを計算するための「ツール」となるのが、「簿記」や「会計」の知識なのです。

また、「簿記」や「会計」を理解していれば、「目標利益」から必要な売上を逆算して求めるということも可能です。

このようにビジネスマンとして必須のスキルである「簿記」や「会計」について、仕事をしながら深く理解できるという点は、会計事務所に転職する大きなメリットといえます。

決算書が読めるようになる

会計事務所に転職するメリットの2つめは、「決算書が読めるようになる」という点です。

決算書というのはその企業の健康状態を表すものです。人間でいうところの健康診断結果のイメージですね。

健康診断結果も色々と数値が並んでいますが、どの数値がどのくらいだと健康なのか、あるいは注意しなければならないのかを知らなければ、見ても意味がありません。

健康診断結果の場合には、血圧140以上は高血圧予備軍ですなどと解説が入っているため「予備知識」なく結果を眺めても自分の健康状態は理解できます。

しかし企業の決算書では、「貸借対照表」や「損益計算書」、あるいは「キャッシュフロー計算書」といった数値の羅列が出ているだけですので、

それらの「良し悪し」を判断するための予備知識がないといけません。

こうした決算書の内容の良し悪しを見るための予備知識があることを「決算書が読める」というのです。

決算書が読めるとどんな良いことがあるのでしょうか?

上場企業は「有価証券報告書」といって、自社の決算書を3か月毎に公開しています。

もしもあなたが上場企業に就職している、あるいは転職するのであれば、すぐに自社(あるいは転職する予定の企業)の「有価証券報告書」を見てみましょう。

自社がどういう状況にあるのかを知っておくことで、自分の人生のキャリア選択を間違えずに済みます。

非上場企業であっても、「帝国データバンク」や「東京商工リサーチ」などの民間の調査会社を使えばある程度の決算内容を知ることができます。

筆者は実際に転職する際に上記の調査会社から、転職を検討している企業の調査レポートを取り寄せ内容を分析したうえで転職先を決定しました。

このように自社や転職候補先の財務内容をきちんと分析する力を養っておくことで、失敗しない転職をすることができるのです。

この他にも近年は「老後2千万円問題」が取りざたされるなど、自分の老後資金は自分で準備するという意識が強くなっており、

iDeCoやNISAなど個人の投資を応援する制度も整ってきています。

こうした投資をするにあたっては、投資先の企業の決算書を分析できないと適切な投資先を選択することができません。

「決算書が読める」ほど、重要な決断を誤らずに済む

ということがお分かりいただけるでしょうか?

尚、先ほど振れた「iDeCo」や「NISA」については、下記の記事で詳しく解説していますので、よろしければそちらもあわせてご確認ください。

iDeCoのメリット・デメリットとは?【元銀行員が解説】

NISAのメリット・デメリットとは?【元銀行員が解説】

税金に詳しくなる

会計事務所に転職するメリットの3つめは、「税金に詳しくなる」ことです。

税金に詳しくなると、日常生活でも様々なメリットがあります。

例えば年末調整の仕組みであったり、確定申告の仕組みが理解できるため、「税金の払い損」などがなくなります。

前職のときは筆者も何となく年末調整の書類を記入していましたが、今考えると間違いなく税金の払い損をしてしまっていました。

近年では「ふるさと納税」など新たな税制も出てきているため、こうした仕組みの裏側まで知っているのと知らないのとでは手取り収入の額に大きな差がついてしまいます。

海外ではサラリーマンであっても「確定申告」を行うことが普通であるため、自分がいくら税金を払っているかなどに敏感な人が多いです。

一方で日本のサラリーマンは、「源泉徴収」といって自分の手元に来る前に税金が引かれているため自分がいくら税金を払っているかきちんと把握している人は少ないのが実情です。

そうしたなかでも会計事務所に勤務することで、筆者は税金リテラシーが高まり、税金の払い損がなくなりました。

会計事務所に転職することで人生が豊かになる

といっても過言ではないかもしれませんね。

尚、年末調整で損をしないためのポイントを別記事でまとめていますので、よろしければこちらもご確認ください。

年末調整で損をしないための3つのポイント【過去分も取戻せる!】

様々な業界の裏側をみられる

会計事務所に転職するメリットの4つめは、「様々な業界の裏側をみられる」という点です。

  • サーティーワンアイスクリームの原価は〇〇円!
  • 華やかにみえるアノ業界も実は激務で人の入れ替わりが超激しかった!
  • パッと見は素敵なあのショールームたちは実は〇〇の倉庫だった!

会計事務所に勤務すると、上記のような業界の裏側をこれでもかという程見ることができます。

それを知ることで単純に好奇心を満足させられるということはもちろん、色々な業界の収益構造や社員の給与水準までリアルな数字を知ることができるため、

自身が転職する際や、起業するにあたっても大変参考になるのです。

経営者と話す機会が多い

会計事務所に転職するメリットの5つめは、「経営者と話す機会が多い」という点です。

経営者はその事業に精通しているのはもちろんですが、事業以外にも様々な見識を持っている方ばかりです。

そんな経営者と頻繁に話すことができる職業は多くありません。

筆者は銀行から会計事務所に転職しましたが、この「経営者と話す機会が多い」というメリットは他ではなかなか得がたいものであることを認識していたため、

そうしたメリットを享受できるという点で会計事務所を転職先に選びました。

よく言われることですが、経営者というのは孤独です。

社内では自らがトップであるが故に経営課題などを部下と腹を割って話すことは難しいです。

かといって全くの第三者には自社の経営の深い悩みを話すわけにはいきません。

そうした中で絶妙な立ち位置にいるのが顧問税理士(会計事務所職員)なのです。

仕事柄、自社の数字や商売の裏側を知っているうえ、社内の人間でもないためにそうした経営上の悩みなどを打ち明けてもらえる数少ない存在なのです。

そういう意味で会計事務所というのは非常にやりがいのある仕事だといえます。

引抜き(ヘッドハンティング)のお誘いが多い

会計事務所に転職するメリットの6つめは、「引抜き(ヘッドハンティング)のお誘いが多い」という点です。

筆者は会計事務所に転職して5年ほどになりますが、これまでに何社かヘッドハンティングのお誘いを受けました。

先ほどもお話した通り、顧問先の経営者と話す機会が多いために、

「うちに来ないか?うちなら〇〇円出すよ!」

などと単刀直入なヘッドハンティングのお誘いを受けることもあります。

そんな風にお誘いをくださる企業は人材に投資を惜しむことのない優良企業であるため、傍から見ていて「本当にいい企業だなぁ」と感じるため、

かなり気持ちがぐらつくこともあります。

それくらい素敵なオファーをいただける機会が多いというのも、会計事務所に転職する大きなメリットといえます。

会計事務所に転職するデメリット

ミスが許されない

会計事務所に転職するデメリットの1つが、「ミスが許されない」ということでしょうか。

会計事務所の仕事は、他人さまの「お金の勘定をして、正しい納税額を計算する」ことです。

そのため自分のミスが即顧客の金銭的な損得に繋がり、時には数百万円~数千万円といった多額の損失に繋がってしまうこともあります。

税理士には、「税理士賠償責任保険(通称 税賠)」という税理士向けの民間保険があり、仮に顧客への損害賠償責任を負ってもそうした保険金で賄うことができるため、

自分のミスで事務所が潰れたり、個人で多額の賠償責任を負うということはまずありません。

しかし一つのミスが多額の損失に繋がりかねず、それだけの責任と緊張感がある仕事であることは間違いありません。

ですからそうした緊張感に耐えられる方でなければ、会計事務所職員は向かないかもしれません。

仕事内容が単調

会計事務所の仕事の大半は地味な事務作業です。

帳簿作成というのは、同じ作業の繰り返しで非常に単調です。

もちろん、業種や業界、もっといえばその会社毎に帳簿の中身は様々でそこに面白さはあるのですが、単調な作業を繰り返すことになるのは間違いありません。

会計事務所に入ってくる人は大きく分けると2種類います。

1つが人と話すことが好きな人。

こういう人は「経営者と話す機会が多い」というところに魅力を感じて入社してきます。

筆者自身もこちらのタイプですが、そういう人間にとっては裏方作業的な帳簿作成業務はけっこう地味でツライ作業だったりします。

逆に簿記や経理事務が好きで会計事務所に入ってくる人もいます。

こうしたタイプの方にとっては、単調な作業の繰り返しはツライどころか、やりがいある仕事と感じれるようです。

いずれにしても会計事務所職員は、人と話す社交的な面と、地味で単調な作業という異なる面を持った職業ですので、こうした特徴を良く理解しておく必要があります。

AIに業務を代替される可能性が高い

会計事務所の仕事はAIに代替される可能性が高いです。

とは言っても、すべての業務が代替されるというわけではなさそうです。

「記帳代行」といって、クライアントの帳簿作成を代行するような業務はAIによって代替される可能性が限りなく100%に近いという研究結果があります。

筆者自身も会計事務所で働いていますが、それはまず間違いないと思います。

現実に先進的な会計ソフトでは、すでにAIで帳簿を作成する仕組みが整ってきています。

一方で、顧客に経営上の課題や資金繰りをアドバイスするような「コンサルティングサービス」については、今後もAIでの代替は難しいといわれています。

こうした業務は画一的な業務ではないため、その顧客独自の事情や様々な外部環境を踏まえてアドバイスを行う必要があります。

こうした周辺の事情を漏れなくAIに伝えてやれば、AIは正しい答えを導いてくれます。

しかしながら、こうしたケースで悩みを抱えている経営者が自身や自社を取り巻く環境をすべて正しく理解していることは少なく、

情報を正しくAIに伝えることができないケースが多く、そのため事情をよく理解した会計事務所職員などのアドバイスの方が有効になる

といった事情からコンサルティングサービスは今後も残っていく可能性が高いといえるのです。

まとめ

会計事務所に転職するメリット6つ
  1. 簿記・会計の考え方を理解できる
  2. 決算書が読めるようになる
  3. 税金に詳しくなる
  4. 様々な業界の裏側をみられる
  5. 経営者と話す機会が多い
  6. ヘッドハンティングのお誘いをよく受ける

会計事務所に転職するデメリット3つ
  1. ミスが許されない仕事
  2. 仕事内容が単調
  3. AIに代替される可能性が高い(業務もある)

会計事務所は自身のキャリア形成においても、人生においても、一度経験しておく価値がある非常にやりがいがある仕事です。

一方で業界としては斜陽産業といえる部分もあるため、一生を捧げるとすれば普通の会計事務所にはない専門性や特殊性が必要となるでしょう。

筆者は銀行から会計事務所に転職しましたが、会計事務所は銀行以上に優良な中小企業の経営者と深い付き合いを築きやすいポジションにいます。

そのため知識やスキル、人脈といった様々なものを吸収しやすい職業といえます。

あなたのキャリア・人生に確実にプラスとなるので、転職先に迷ったら会計事務所も候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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ABOUT US

旧帝国大学の経済学部を卒業後、大手地方銀行に就職。法人融資、個人への資産運用アドバイス、相続対策等の業務に従事。 より顧客の近くで仕事をしたいと一念発起し銀行を退職。会計事務所に就職し、お金にまつわる様々な顧客の悩み解決に向け日々活動している。 またファイナンシャルプランナー資格と保険販売資格も保有しており、顧客の保険見直しなどの悩み相談にも乗っている。